ダイカスト

 アルミニウム・亜鉛・マグネシウムなどの主要元素に、強度・耐食性などの特性を得るため、2種類以上の元素(シリコン、鉄、銅など)が混ざった合金を溶かし、金型に高速・高圧で圧入して、短時間で高精度な製品を大量に生産する鋳造方式です。

 鋳造機に作りたい製品を彫り込んだ金型をセットし、『注湯⇒射出⇒型内での製品冷却⇒型開き⇒製品の取り出し』を行うことで、鋳造機から鋳造品が出てきます。その後、『離型剤の塗布⇒型閉め』を行い、次の鋳造準備を行います。
取り出した鋳造品には、製品以外の部分の除去や、仕上げを行う工程に進みます。

『ダイカスト鋳造』

『トリミング工程』

『冷却工程』

『バリ取り工程』

『ショットブラスト工程』

『歪取り工程』

 高い寸法精度かつ、安価に大量に生産することができるため、自動車関連部品を主とし家電用品や建築用品、パソコンやカメラなどの部品として幅広く使用されています。
皆さんが日常的に使用しているものにも多く使用されており、ダイカスト製品は生活の中に溶け込んでいます。

ダイカスト

 美濃工業では主に自動車部品のアルミニウム合金ダイカストの生産を行っております。
アルミニウムは、リサイクル性に優れており、アルミダイカストはSDGsの目標とも一致する、循環型社会の形成に一役買っています。
また、自動車部品の電動化の流れもくみ取り、電動化部品の受注生産に力を入れています。従来から生産している、小型・薄型な製品にとどまらず、大型・複雑な製品まで幅広いご要望に応えられるダイカストメーカーに成長しています。

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