高精度・高生産性を追求したモノ造りを行い、品質向上を目的とした工程設計力及び加工技術力の向上に日々取り組んでおります。
特殊形状の加工について
美濃工業では、ダイカストから加工完成までの一貫性を強みとしており、顧客のニーズを満たす為、日々難課題への絶え間ない挑戦を続けています。その中の加工領域において、ダイカスト品に発生する製品一つ一つのバラツキを最小限に抑えられるように、加工治具・切削工具の設計、加工方法(加工条件や加工順等)の開発に力を入れています。
また、より規格の厳しいものは、加工機内で測定を行い、ダイカスト品の寸法のバラツキ、周辺環境(温度等)による変化に対応した工程作りに取り組んでいます。
加工ラインの設備について
加工機
製品の切削を目的とした設備です。
フレキシビティーが高く、高速切削が可能であり、カーボンニュートラルに関する取り組みにも対応可能な設備を使用しています。
洗浄機
加工を実施した後の製品には、切削負荷の低減及び、切削工具と製品間に発生する熱を冷却することを目的とした切削油（クーラント）が付着しています。
洗浄機は、加工後の油分除去、異物除去を主な目的とした設備です。機内には製品の形状に合わせたノズルが取り付けられており、狙い洗浄で異物レベル0.2mm以下の達成が可能です。
ブロー機
洗浄後製品内に残留している水分の除去を目的とした設備です。
機内で製品を揺動させ、水分除去をしております。洗浄機同様に機内には製品の形状に合わせたノズルが取り付けられており、ブローを行い難い形状に対しても乾燥をさせることが可能です。
リーク機
製品水路部の気密性検査を目的とした設備です。エアやHeガスを使用した高精度の機密検査を行えます。
パイプ圧入機
水路用コネクタ接続部品の圧入を目的とした設備です。対象の部品に対して、接着剤塗布～圧入までを自動で行えます。
そのため、人によるバラツキの発生が無く、品質確保に対応した設備です。
ピンやキャップ等の様々な圧入機があります。
