製品実績 薄肉形状 美濃工業では厚さ0.8㎜と厚みが薄く、袋構造になっている製品を生産しており、様々な自動車に搭載され燃費向上に役立てられています。 また、こちらの製品で2006年社団法人日本ダイカスト協会浦上賞を受賞しております。さらに試作にて、厚さ0.45㎜とシャープペンの芯よりも薄いダイカスト品の鋳造にも成功し、2008年に日本アルミニウム協会技術賞を受賞しております。 複雑形状 コンバータケース等の上下左右に複数のスライド形状を持つ複雑かつ大型の製品を生産しております。 また、こちらの製品は高気密が求められておりヘリウムによるリーク試験とパイプの圧入も行っております。今後主流になっている自動車の電動化に対応する製品になっており今後多くの類似製品が生産されます。 インサート鋳造 アルミ材料と別材料部品を一体化成形するインサート鋳造を行っています。金型内に部品を挿入(インサート)してから鋳造することで、異種材料同士を一体化させ、自動車の部品点数削減に貢献できます。従来は一体成型をしたのち、追加工して精度を出しておりましたが、ダイカストのみで寸法精度を確保し、加工レスを実現しました。当社ではこのインサート工程をロボットで自動化し、年間200万個以上の生産体制を実現しました。 多彩な材料への対応 ダイカストで一般的な材料はADC12ですが、当社では異なる材料での生産もしております。また、材料特性も異なる為、高品質な製品を生産するために必要な技術は異なりますが、より純アルミに近い材料での鋳造実績もあり、金型の材質変更などのノウハウを積み上げており、お客様のニーズに合わせた対応が可能です。