カーボンニュートラル対応
プロジェクト活動について

 当社は「地球環境・地域社会に配慮したものづくりでお客様に安心と安全をお届けできるグローバルリーディングカンパニーを目指す」をスローガンとし、省エネルギー・地域清掃・植樹活動などに取り組んでまいりました。
 昨今サステナビリティへの関心が高まっている中で、特に地球温暖化への対応について、SDGsの一環であるカーボンニュートラル達成を企業の社会的責任と捉え、CO2排出量を⾒える化した上で効果的な省エネルギー活動により、地球環境への負荷を低減するとともに、再生可能エネルギーを活用しながら、2040年にはカーボンニュートラルを実現し、この美しい地球を次の世代へつなげていきます。

ロードマップの策定

2040年カーボンニュートラル達成のため、2022年から以下のような活動を推進しています。

  • エネルギー使用実績把握と分析
  • エリア別、項目別電力使用割合の算出とCO2排出量削減ターゲット選定(設備ごとの省エネ項目立案)
  • 設備ごとのポテンシャル診断
  • CO2排出量削減ロードマップの策定

活動テーマ

SCOPE1,2対応

①生産ラインおよびインフラ設備のCO2排出量の見える化

  • CO2排出量の見える化と改善計画立案
  • 改善活動の実施と効果検証
  • 製品単位でのCO2排出量の計測手法の確立

②工場全体でのCO2排出量の見える化

  • CO2排出量の見える化標準システムの設計と全ラインへの展開
  • データに基づくエネルギーロスの発見と改善活動の実施と効果検証

③本社新工場におけるCO2排出量の見える化と省エネ活動の推進

  • CO2排出量の見える化システム導入
  • 見える化システムを活用した現場改善活動の推進
  • カーボンフットプリント対応のための製品単位でのCO2排出量の実測体制の構築
  • 先端省エネ技術の導入による未来型鋳造工場の検討と実現のための長期計画策定

④省エネ活動の実施

  • 省エネ対策、省エネ設備に関する情報収集と実行計画策定
  • 上記対策の適用によるCO2排出量の削減活動

⑤先進技術による省エネ対策の検討と導入

  • 再生エネルギー技術に関する情報収集活動と中長期導入計画の策定
  • コンプレッサ設備の台数制御運転の最適化
  • アルミ溶解バーナーの空気比最適化による燃焼効率の向上
  • 排熱利用技術に関する情報収集と再利用技術の導入
  • 化石燃料の代替エネルギーに関する調査と次世代アルミ溶解炉の検討

SCOPE3-1対応

①カテゴリ1について排出量原単位を用いてCO2排出量を把握
②カテゴリ1の実排出量の調査
③再エネ導入や、原料歩留まりの向上、リサイクル率の向上などの対策実施の依頼
※進捗状況に応じて、活動計画の見直しを実施していきます。

本社ビル『ZEB』仕様
再生可能エネルギー利用による省エネ化100%へ

 2023年3月竣工の本社ビルは、カーボンニュートラルへ向けた第一歩として『ZEB』を達成、最新型省エネ設備と省エネ設計を実施しています。

 Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。
快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
 建物の中では人が活動しているため、エネルギー消費量を完全にゼロにすることはできませんが、省エネによって使うエネルギーをへらし、創エネによって使う分のエネルギーをつくることで、エネルギー消費量を正味(ネット)でゼロにすることができます。  

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